カヌーショウ２００７は、ジャパンインターナショナルボートショウの中で行われました。３月１７日に取材。
写真はクリックすると拡大します。まあ、カヌーの展示のほうは、あまり元気が無いなあ、という印象。
ボートという大きな市場があることが判ったのが、収穫ではありました。だってあっちの値段は数千万円のもする艇もあるんですぜ。
場所は例年の横浜みなとみらいはみなとみらいでも、ワールドインポートセンター。
立派な展示会会場です。やっぱりボートショウは違うぜ。
入場料１０００円かかりますが、事前にいろんなところで配っていたみたい。
入り口から入ると、普通に展示会なので、びっくり。そりゃ展示会だものね。
カヌーのエリアは会場の中央付近の一角を占めていました。
スケール的にだいぶ小さかったです。展示の艇数としても、独立開催していた例年に比べてだいぶ小さいのは確かでした。
グラスボートのブース。
これって今回展示しているんですか？と、聞いたのですが、今回は場所が無いので持ち込んでいないとのこと。
今新製品をつくっているとのことで、カヤックタイプもあるんですって。
値段はカナディアンタイプの倍、だそうで、あまりお勧めしていませんでした。
釣り人へのアピールか、ロッドを備えた艇が多かったです。
今回がんばっていた、パオティンのブース、ケプラーの艇を展示。
ここ数年カヌーショウに出ているジグソーパズル式カヌーです。
艇の形もカヤックタイプになり、だいぶ洗練されました。
ケプラーで船型を作り、組み合わせをジグゾー型にして船の形を作る。
で、カヤックの船体布のなかで組み上げるとカヌーの出来上がり、という新しいコンセプトのカヌーです。
この組み方は特許出願中らしい。カーボン＋ケプラークロスの船体と船体布の間はチューブ(赤く見えているもの）を通しています。
それで、船底にものがあたっても破れにくい構造にしているとのこと。
ちなみにチューブにエアを入れるための専用のポンプも同梱。
今年は年内に量産する、とのこと。年間作れて６艇とか、だそうで。値段はどうも未定のようです。
本当に惚れ込んだ人だけに売るという少量生産になりそうな雰囲気。フィールドで出会えたらラッキーかもしれません。
ほかにもいろいろ出ていましたが、あまり新しい艇はなかったみたい。
フジタカヌーのブース。新しいの無いなあ、と、思ってみていましたが、アルピナ３１０というのが試作艇ででていたようです。
文字通り全長３１０センチの艇で、コックピットが広く、１．５人乗り。子供と乗れる艇らしい。予価１５７，５００円(スタンダート)
カヌーに釣竿を保持するパーツをつけたものを展示。釣り用になるんですねえ。
ミナミのブース。安売りがあったらしいが、初日の２０分でなくなった（おいおい）。
それでも、子供用のライフジャケット１０００円など、子持ちには魅力的な品揃え。
私はライフジャケット子供の人数分持っているので今回は購入せず。こういうときに子供用のツールを揃えるのはいいですよね。
モンベルブースは、リジット艇がメイン展示で、ファルトボートは、あったの？という扱いでした・・
時代なんですかねえ。
今回、一番カヌー関係でヒットじゃないかと思ったのがこれ。
カヌーの激流くだりのゲームです。プレステ２用。５月発売予定、５０４０円(税込)。
なかなか感覚がカヌーっぽくて面白かったです。
どうみても、こんな川を下ったら死んでいるよな、という激流にアタックできます。
荒川ロックゲートのブースでは、アンケートに答えて手ぬぐいがもらえました。
写真はそこにあった模型。
ボートショウのメインは当然ボート。数百万円クラス、数千万円クラスのボートが置いてありました。
いやあ、船内にベットまで完備。世界がちがいますね。
そんなトヨタ製数千万円ボートのてっぺんから撮ったもの。
いやあ、これだけでも、高い高い。
写真左は一人乗りホバークラフト。ビデオでしっかり陸上走行していました。すごい艇があるもんだ。
写真右はディンギーのカナディアン。ヨットに混じって置いてありました。
ボートも二極化しているようです。免許不要のボートもたくさん出ていました。
ファルトボートの延長線上ですね。
ファルトボートの延長線で面白かったのがこれ。インスタボート。たたむと写真中央みたいになってしまいます。
板を広げて、べこべこっつと広げて押さえのパーツを突っ込めば船の形。
このサイズで、２馬力までの船外機なら、免許不要なんだって。２８３，５００円。
なぜか、ワインのメーカーのブースもあり。やっぱりボートの上で飲むのはビールでなくて高級ワインでなくてはいけないのか？
車メーカーもいろいろありまして、ボルボのブースもありました。もちろんメインはボートなんですが、その奥に車も。
電動でオープンになるＣ７０を展示。があーっと屋根がひろがるのは、見ていて面白い。
まあ、荷物はほっとんど積めませんね。
ブースの片隅に発見。折りたたみ自転車。
ここまで小さくなるのなら、ファルトに載せてくだれるんじゃない？
でも、この車輪で出発地点までこぎあがるのはつらいかも。
中央にプールがあり、時間ごとにラジコン船を走らせていたり、子供のカヌー体験をしていたりしてました。
某ブースであった、インフレータブルのディンギー。この値段なら、結構楽しめるのではないですかね？
写真左がｉｐｏｄ用の防水ケース。
ケーブルをどう通すのかと思ったら、ちゃんとケース内からケース外に出す部分は延長ケーブルがくっついているんですね。
写真右はヤマハのバギー。トップにくっついているヤマハのマークがなかなか不思議。
おまけ。水着のおねえさんがいる展示会だったはずですが、その話はデマでした。
水着じゃありませんが、その中でも魅力的なおねえさんを撮影・・
まあ、今年はボートショウ併催一年目ということで、併催の形態は、良かったと思います。
ボート業界全体から見れば、カヌーの扱いはこの大きさかな、と、妙に納得したりして。(ボートはお金使うものね)
いろんな世界を見るのは楽しいものです。来年はもっとカヌーのブースも元気があるとうれしいですね。
ちなみに、２００５年の様子もあわせて残してあります
