準備完了しても6時40分。起きてからまだ40分。ご近所カヌーのすばらしさである。
写真のむこうに見えているのが宿河原堰。たしか、多摩川の一番海よりの堰のはず・・
もちものは、缶のお茶、デジカメ、帰りの交通費2000円、着替え一式、ネットから落とした地図、
あとはグモテックスの付属品のフットポンプとバック。
いたって、軽装。あ、もちろん、ライフジャケットとパドルは装備してます。
目の前のざら瀬。堰下もけっこう水が少ない。この堰のポーテージはたいへんかなあ。
今の時期、体長2,30センチの魚が川を上がっているようです。
朝が早いのに、けっこう釣り師がいました。みなさん、こちらには無関心を装っている人が多かったのですが。
川を下っていくと、びっくりした魚がグモテックスの底にタックルしてくるのがわかりました。
すばしっこいので、姿がなかなか見えず。
けっこう、水が少ないところがありました。大したこと無い距離なんですが、歩くこと数回。
ファルトボートではちょっと来たくない場所です。
しばらく漕ぐと、本日最大の(唯一の?)難所といわれる、東名高速が見えてきました。
この下の橋脚が嫌な場所にあり、川の底にコンクリが埋めてあったりするので、一応注意との情報がありました。
でなもんで、左岸から上陸して偵察。用心深いにこしたことはありません。
メビウス(PC)のおまけソフトで作成した東名高速下のパノラマ。
うーん、自分でパノラマつくった方がきれいだなあ、という感想は置いておいて。
右手が上流。橋脚は2列あります。(画面左端に2列目が見えている)
最初の橋脚にあたった流れが左右に分かれており、おそらく右が本流なのでしょうが、その先に川に立ち込んでいる釣り師の姿。
この人に特攻しても仕方ないので、おもいっきり左側からまわりました。
うえのパノラマの下流側。川は3つにわかれていていちばん右側がコンクリートの川床になっているようです。
左二本はちょっと快適なざら瀬になっています。
まあ、下見をしておけば、まず事故は起きないでしょう。カヌーの自沈事故よりも、釣り師とのトラブルがありそうなので、
下見は必要かと。
ぬけてから下流から東名高速下の瀬を見る。下流側にいた釣り師に「気持ちよさそうですねえ」と、声をかけられたが、返事をする前に通り抜けてしまいました。
川が蛇行すると、もう本日のゴール地点の二子橋が見えてくる。
このあたりは流れもなく、まさに、鏡のような水面。グモテックスの航跡がやたら派手。
カヌーの横を魚が集団でのぼっていきました。
航跡が派手なのは、魚にとっても浅瀬でどうしてもひれが水上に出てしまうからです。
そこここに工事の入っている姿があり。川におおきな土盛りをしていました。
川辺に咲く菜の花。黄色が色鮮やかで印象的。
川の合流。なんの川かと思っていたら、二カ領用水ですね。宿河原堰の直上に取水口があります。
中型の鳥がとびたります。鴨だけでなくて、さまざまな種類の鳥がいるようです。
さすがにカワセミは見なかったが。(多摩川にもカワセミはいるらしい)
新二子橋をくぐると、東急の鉄橋が見えてきて、ゴールとなるのですが、
最後に一波乱、またざら瀬があり、浅瀬があり、座礁。
やはり、インフレータブル向けだね、ここは。
ゴール地点で、カナディアンのトレーニングをしている方を発見。
「川を下ってくる人を始めてみました」
わはは、やっぱりそうですか。この方は普段は御岳で漕いでいるとのこと。
ゴール到着時間、7時50分。走行距離、4.7キロ。
所要時間、1時間12分。最高速度10キロ/h。
(すべてGPSデータ)
で、このあと二子新地で電車に乗り、溝の口で乗り換えてスタート地点まで帰宅。
朝っぱらから込んでいる南武線には閉口しましたが。9時前には帰宅しておりました。
お手軽カヌーで朝練、くせになりそうです。