2019.9.28


岬の先は、大潮の日はむちゃくちゃ潮がながれるそうな。
聞いたところによれば、
岬の先に出ないで、こっち側に居ないと、あっちの世界に流されて、帰れなくなるそうで、
カヤックで漕いで戻れなくなって、あきらめて上陸した人がいるとかいないとか。

でも一度は挑戦してみたいと思っていたのである。

最近、週末天気が荒れていて、やっと良い気候になった土曜日。
前日の月末の金曜日10時まで飲んでいたので、
さすがに3時の早起きは諦めて、5時起床8時出港をめざす


8時前出港。すでに沖合にはカヌーが数艇。



いや、いい天気です。風なし波なし。
しかし、湾内から出ると流れがある。これが潮流か。
 

午前中が下げ潮。10時半ごろに干潮なので、
いくら流されてもそのときには帰ってこられるだろうという読みはあった。
上げ潮になったらできるだけ港の近くに居る計画。


 

場所によって波がすごい。うねりか。
海流がぶつかりあって海が盛り上がって波になる様子か。

360度ぐるぐる見ていないと、どこかのボートにぶつかりそうで怖い。
この日は相当首を振り回した。

GPS読みで流速3キロ/毎時。
いや、今まで、時速2キロで流されることはあっても、それ以上は経験したことがないな。


沖合に大きな船が行く。
相当な数の遊漁船も行く。

ここで、魚群探知機の中層の反応に向けてアオモノ用のジグを落とす。
かいしんのいちげき、読み通り喰ってきた!
しかも、リールが回らない。重い。
きつくしたはずのドラグが出る。

これは、結構デカいぞお。朝から威勢がいい。
さあ、大事に取り込もう、と、バトルを楽しんでいた瞬間、

ふっとバレました。
ショック。


ラインの先にスナップ付きスイベルを仕込んでいたのですが、
これが、みごとに伸されている。

昔これをやったときに後悔して、ライン直結するようにしていたのですが、
あさイチで付けていた。

失敗した、、、悔しい・・・


向こうに見えるのは甲板が平たいから軽空母か?

このあと、ライン直結でなにかかけるも、ロッドをあおったとたんにラインブレイク。
おいおいおいおい


で、リーダーを結ばねばならず。
この前覚えたSCノットをやってみよう。
家で練習したからうまくいくはず・・・
しかし、船上、最後に引っ張るところで失敗した。

しょうがない、コブを作るやつで。。。。

とか、やっていたら、岬の先にでてしまっていた。
おいおい、あっという間に流されるな。
時速3キロで、20分流されれば1キロ来てしまう。

というわけで、戻る。
自分のカヤックで、漕ぎ続けられる最大速度が6キロくらい。
やっぱり、時速3キロ以下でしか進まない。
いや、これはたいへんだ。

リーダーも結べていないので、とりあえず、目の前の浜に上陸する。



休憩とライン結び。
けっきょく、FGノットが一番安定する。



再出発。向こうにみている船も、でかい。


なんかかかった。あれ、根ガカリ?いや、上がってくるぞ。


千切れた網でした。
とりあえずTGベイトが戻ってきてよかった。

そのまま回収してごみ袋に。



向こうに見えるのは、軍艦?こちらはガスの5つコブラクダ?



軍艦っぽいのは良く通る。
で、遊漁船の溜まっている近くまでやってきた。

わかったこと。
下げ潮:、南方向に爆速で流れる。時速3キロ以上
干潮:潮どまりで、風が吹いたからか、東方向に2キロで流れる。
上げ潮:北東方向に時速2キロで流れる。もっと時間が経てば早くなったかも。

 

で、釣果がない。
アオモノ用のジグがなくなって、TGベイトで頑張っていたのですが、反応がない。
魚群探知機の反応もいいのがでない。



ああ、貨物船がでっかいぜ。

というわけで、今日は夕方用事があり、料理もできないので、
坊主逃れの努力ぜすに撤収。



上陸、13時。片付け終了、14時。
1時間で終わらせたのは実は最速かも。


魚は釣れませんでしたが、いい経験ができました。
ここ、漕ぐ力に自信がある人以外は、行ってはいけないところですね。
まだ今日は風と波がなかったので、これで吹かれるとたいへんでしょう。

みなさん、カヤックは安全に楽しみましょう。
個人的には、また行くだろうな・・


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