魚群探知機を考える
2013.5.6update 魚群探知機の振動子台の改良
2013.6.16update 振動子台、さらに改良

2013年春に、魚群探知機を導入しました。
魚群探知機、あまり買う人がいのないのか、資料がイマイチ少ない。
購入時から設置時の顛末を残しておきます。


魚群探知機を選ぶ

魚群探知機なんて、好きなの選べばいいとは思うのですが、
魚群探知機の情報って、思いのほかなかったので。。。。

最初に考えた条件が、
「安いこと。3万円台まで」
「せっかくなので、画面がカラーであること」
「カヌーで使うので、防水は必須」
「GPSは古いのを持っているので、GPS機能がなくてもいい」
というもの。
GPSについては、好みがありますが、機能ありとなしの価格差が1万円するのなら、
その1万円にもう少し足してガーミンの安いGPSを買った方が使えるかなと思います。


で、選択肢に上がった魚群探知機が3つ。

ホンデックス 4.3型ワイドカラー液晶魚探 PS-500C
29,925円

GARMIN Fishfinder350C
こいつはビデオが判りやすい。 35,000円くらい

LOWRANCE Elite4x(ロランス エリート4x)
 27,300円

カヌーイストに人気があるのはホンデックスだと思う。
電池で動くから。これは便利です。

でも、防水がIPX6どまりなのもホンデックス。
カヌーで使うので、防水はこだわりたい。
防水はIPX7レベルが欲しいですよねえ。

なかなか実物を見られなかったのですが、ボートショウの時に展示があった。
エリート4xの画面が、けっこう明るかった。
ガーミンは出展されてなかった。


魚群探知機の展示品って、釣具店には、ほとんどないし、滅多に動いてないし。
けっきょく、ガーミンの魚群探知機の実物は未だに見ていません。

で、いろいろ調べていくうち、
一番よく使うであろう、2周波画面が、ロランスは左右2画面、ガーミンは上下2画面の構成だった。
いや、深い方向が判る左右表示が基本だろう。。
あと、バッテリーの持ちから言うと、画面が必要最小限の方が消費電力はすくないだろうという予測。

ということで、ロランスに決定。


魚群探知機の設置

通信販売を申し込んだら、クレジットカードは使えず振り込みだった。
振り込みで時間を取られるよりは、と、会社の帰りに取りに行く。
店の棚の上から出てきました。在庫、1台だったんじゃないだろうか。。


Elite4Xは英文の本体にカラーコピーの説明書。
和文説明書の中身は上位機種と共用で、物足りないところあり・・
しかし、動けばOK。

本体の内容。
この店は使わない端子につけるキャップをサービスでつけてくれました。
このキャップはなかなか入手できそうもないんので、ラッキーです。
キャップが小さくて取り付けに難渋しましたが。。。

ちなみに、ロランス魚群探知機は、設定で各国語を選べる仕様で、
日本語解説書が要らないなら並行輸入でも、なんら問題はなさそう。


バッテリーも悩みました。

最初に考えたバッテリーは
鉛バッテリー:12V 5Ah程度のもの。
魚群探知機で使っているヒトもいますし。
でも、このサイズでも2キロの重さ。
2リットルのペットボトルくらいの重さを、追加でファルトボートに載せるのもなあ。
しかも、充電器を別に買うと、けっきょく4千円コースになる。

電池で動かすことも考えました。
実際に取扱説明書にも「8本直列につなげて・・」といった記述があったことをあとから発見。
単3型の充電式バッテリー8本で動かすことはできるらしい。
エネループ単3で1.9Ah。容量が少ないので、動作時間に不安あり。
さらに、充電器が4本用だと、8本充電するためには入れ直して
2回充電作業をしないといけない?
まあ、単三電池なら、スペアで8本持っていれば良いだけの話ではあったのですが。

12Vの充電式バッテリーがないかなあ、と、探してみましたが、
電動リール用のバッテリーは6.6AmHで2万円とかするんですよね。
ダイワ純正充電器付きで6万円!
釣りの専用品は防水がしっかりしているようなので、お高いようです。。

もっと安いのないかな、と、ネットを探し回る。
ひとつだけありました。

「『6800mAh』【12V充電式バッテリーボックス/パワーバンク】
DC12V専用大容量ハイパワーリチウムイオン小型ポータブル充電式バッテリー」

5,980円。税込み、送料込み(2013年3月現在)
本当は監視カメラ用として売っているようですが、レポートを見るといろんな使い方をしている。
なんとかなりそうじゃない、と、ぽちっと購入。

到着したものは、ばりばり中国製。いや、台湾製???
どの国の奴でもいい、しっかり動けばいいのです。
次に買う人は自己責任でお願いします・・・

まあ、鉛バッテリーに比べれば、軽いこと軽いこと。
こいつの欠点は、フル充電に30時間くらいかかるという話であること。
週末に釣りに行くなら水曜日くらいに充電開始しておけば使えるでしょ。


同梱のケーブルを真ん中から切って配線。
切ったら黒白のケーブルがでてきた。
テスターで調べて、どっちがプラス、マイナスと特定。
たぶん、黒がプラスで赤い線につなぐ。白がマイナスで黒い線につなぐ、のであろう。
配線は自己責任でお願いします。


3Aヒューズをかませるように記述があったので、秋葉原に行ってヒューズと接続コネクタを買ってくる。
で、夜中に組み付け。ジップロックの中にヒューズ、バッテリーを入れて、
ケーブル接続コネクタだけ外に出すという構造。
完全水没したら危ないでしょうが、バッテリーの防水はこのくらいで大丈夫だろう。



魚群探知機のソナー(振動子)をつける棒を工作。
ホームセンターでアルミのL型材を買ってきて、60センチに切る。角を丸める。
アルミL型材にしたのは軽かったから。水の抵抗はありそうですけどね。
ジョイントの良いのがなかったので、金具にボルト止め。


振動子はアルミに穴を空けてボルト止め。
魚群探知機を置く台は、前に作っていた台から、
100円ショップの箱を取り去って、そこに
Elite4xに同梱されていた台座と、
GPS用に100円ショップで買ったスマホ用の台をとりつけ。
これは総プラスチック製で、向きが変えられるので、なかなかいい。


組付けをしたところ。
この怪しいバッテリーでちゃんと動いたときは
ちょっとした感動・・・

白い台は、最初はカヌーの左横に縦に付けようと思ったのですが、
最初の設計でカヌーに取り付けないまま、
魚群探知機の台と設計を変えたのでした。。
進化する艤装品・・

で、初めて使ってきたのが3月30日


魚群探知機はしてはしっかり動いてくれました。
ただ、振動子のアームが弱く、漕いでいるときに下を向かないので画面が写らない、抵抗になる。
そうすると、漕いでいるときに水中がわからない。
やっぱりファルトは振動子を船内に設置するのがいいのかもしれませんな。

取り付けについては、また修正が要ります。
で、その後改良してます。



以下追記05/06
ちょろちょろ修正していたモノのメモ

バックアップ用電池ホルダー

 
秋葉原で、単三8本直列に入る電池ホルダーと、
バッテリーケースの端子と同じ端子を買ってきた。
赤がプラス、端子の丸の内側、
黒がマイナス、丸の外側、
で、あっているはず、えいや、と接続して通電


無事通電できました。現場でバッテリーがなくなっても、電池を買ってくれば魚群探知機を使えます。
まあ、使わないと思うけど。
単三乾電池8本でも、ロランスElite4Xは稼働する、という確認。
何時間くらい稼働するかは知りません・・


魚群探知機の振動子の改良

振動子の置き場所については、試行錯誤しました。
最初の3月の内房総の時は上に書いたアルミのアングルを使用。
縦の固定が弱くて、漕ぐときは跳ね上げることになっていた。

次に、ファルトボートの船内置きを試してみました。
4月13日のときと、4月20日は船内置き。

 
置き場所はシートの後ろ側。ベルクロで止めます。
ケーブルにもベルクロを巻いておいて、船内の邪魔にならないように這わせました。

ファルトの中にちょっと海水を入れれば、よく写ります。

しかし、80mで海底をロストしました。
(水深表示が点滅になって動かなくなる。壊れたかと思った・・)
さらに、隣にいたカヌーが見ているベイトが見えないという重大事件。

水深が深いとファルトの船内置きでは対応できないようです。
そんなのどこにも書いていなかったですなあ。

ちなみに、20mくらいの水深なら船内置きでも十分使えます。



で、ふたたび振動子を外出しに工作し直したのが下の姿。
4月27日のナハマのときの写真です。
工作の時の写真がなかった。

たまたまキャンプテーブルをひとつ廃棄するという話があり、
この脚のパイプを使って直角に固定。
 
取り外し式にしたので、取り付けたときの固定が面倒でしたが、
ピンを入れて固定しています。

  
跳ね上げれば、船体の脇に置くことが可能。


しかし、パイプの長さが長すぎたので、このあとで切りました。


で、パイプを切って短くした姿が、海の公園の時の姿。


パイプの長さは、ファルトの高さに合わせて切るのがいいようで。
喫水ぎりぎりを狙う手もありますが、漕いでいるときにたぶん海底が見えなくなります。



魚群探知機の振動子台、さらに改良
(2013.6.16 update)
前回の釣りの時に、振動子がとれた。

ボルト2本じゃ、やっぱりきついか。

縦棒が丸いのも気に入らず、改良・・・


テントの棒から、平たい帯状のパーツと丸棒のパーツをとって、接着剤とボルトで固定。
角材を四角く切り出して、ヤスリがけ、
防水のためにしっかりスプレーで塗る。


振動子の固定部分が完成。
すべてボルトどめ。


完成した形。
これで抵抗がなくなった、はず。

魚群探知機、完成。今年は使い倒しています。

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