ファルトに載る クーラーボックスを考える
2014.12.30

オオモノーをめざして釣りをしているのですが、
クーラーボックスが小さいのは気がついていた。
釣り暦3年目の節目に、
ファルトボートに搭載できる、大きめのクーラーを買うことにした。
ファルトに載るクーラーはどれか?という話をネットで探し回ったのですが、
そんなの書いたサイトはなかった。ので、書いてみる。


現在のクーラーボックスの搭載状況。
ファルトは、フジタ アルピナ2 460。コクピットサイズはアルピナ2 430もほぼ一緒
ネックになるのは、後席に置いたクーラーを積むスペースです。

まず寸法計測。
いちいちファルトボートを広げないと寸法がわからないので、厄介なんですが。
 

奥行き、61センチ、座席の背もたれの部分で幅が41センチ。高さは32センチくらいか。
奥行き60あるとはいえ、後半部は半円形なので、実質入るサイズが限られる。
高さ方向ははみ出してもかまわない。はみ出すくらいのほうが使いやすそう。


で、そもそも今どんなクーラーボックスが売っているか調査。

上州屋クールフィッシャー。今もっているのが容量14L。上から2つめ。
この下の20リットルクラスが欲しいところ。

ちなみにこれは年末特価です。

釣りのクーラーボックスは、釣具屋で売っている安価なのと、、ダイワ、シマノのメーカー品の高めものがある。
メーカー品は、20Lで重量3キロ以上、クールフィッシャーは重量2キロ。
この差は頑丈さと断熱材の厚さによるので、保冷能力は推して知るべし。

メーカーのクーラーも、同じサイズでもいい断熱材を使うやつは高価で重量も重い。
さすがに4キロ超えるものは折りたたみファルトでは使うのはきつそうだ。

 
シマノのフリーガ20L。クールフィッシャーとほぼ同じ大きさ。

内容積もほぼ一緒。しかし、ハンドル分が大きい。
また、フリーガは開けるロックが硬い。
背中で開閉をするカヤックでは、開閉のしやすさは命なので、このタイプは除外。

 
シマノフィクセル17L対、ダイワプロバイザー20Lの比較。
フィクセルライトは、真上から蓋にアクセスできるのが使いやすそう。


やっぱり17Lだと、内径が小さい印象。

そんなこんな、調べていて、やっぱり寸法がネックということで、片端から書き出してみた。
他の人の参考用に公開。間違っていたらごめんなさい。

クーラーボックスの寸法

外寸 内寸
名称とリンク (★は非メーカー品) 価格 重量 入る? 幅(広いほう) 奥行き 高さ 外寸容量 幅(広いほう) 奥行き 高さ 内寸容量 容量比
★現在保有:クールフィッシャー140A 2,342 1.5 360 289 273 28.4 281 211 226 13.4 47% 上州屋
シマノフィクセルライト17L 11,391 3.4 442 286 328 41.5 340 206 245 17.2 41% 上から開く左右開き
★クールフィッシャー250A 3,315 2.1 445 299 363 48.3 356 211 313 23.5 49% 上州屋
★スーパークールボックス 26L 2,760 2.25 444 298 375 49.6 350 210 300 22.1 44% ふたつ開け口
シマノ フリーガライト20L 8,400 2.9 ○(◎) 465 292 316 42.9 355 227 255 20.5 48% 開閉が硬い
ダイワ プロバイザーS16L S-1600X 12,800 3.2 両開 ○線上 470 320 290 43.6 335 225 220 16.6 38% 左右開き投入口
ダイワ クールライン2 S 1600X 3.2 ○(◎) 475 285 330 44.7 360 180 260 16.8 38% 蓋の開閉がやりにくい
タカミヤ(ポイント) アルバ#200 [ホワイト/グリーン] 4,980 △線上 480 300 295 42.5 20.0 47% 左右開き半分開き
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シエロ クーラーボックス25L グリーン M-8149 2,541 2.2 △線上 480 300 320 46.1 22.0 48%
ダイワ クールライン2 S 2000X 3.6 △線上 485 300 340 49.5 375 200 270 20.3 41% 開閉に難。蓋のフックがふたつ
ダイワ プロバイザーS21L S-2100X 13,920 3.6 左右 × 500 350 315 55.1 360 235 240 20.3 37% 左右開き投入口
  同 ハンドル含まず実測 435 315
ダイワ クールラインα S 2000 8,050 3.7 両開 × 510 310 305 48.2 390 220 220 18.9 39%
シマノ フィクセルライト2 220 13,834 3.7 × 530 300 332 52.8 400 220 250 22.0 42% 両開き蓋、魚投入口
  同 ハンドル含まず実測 △線上 475 300
ダイワ ライトトランクIII S 2000R 3.6 両開 535 310 285 47.3 445 220 210 20.6 43% 両開き蓋
シマノ スペーザ ライト 180 10,144 3.8 両開 × 560 289 323 52.3 442 172 225 17.1 33% 63センチの鯛が入る。でかい
シマノ スペーザ ライト II 180 11,600 4.0 両開 × 560 289 323 52.3 442 172 225 17.1 33% ショルダーベルト付


さらに、ファルトボートの後部座席に入らないか、後半の半円にひっかからないか、図面を引いてみました。

クリックで拡大。
黒線がファルトの後部座席。
フィクセル17Lは入るらしい。
クールフィッシャー250Aも入る。これは公称25L。
ダイワのプロバイザー21L、外の青線がハンドル込み。内側の青線が本体実寸。
本体は入る。ハンドルを押し込めば入るかもしれない。
しかし、ちょっと冒険である大きさ。

要は、安いクーラーは断熱材の厚さ分大きい容積のものが載りそう。
また、ファルトでは、ハンドルが搭載時にネックになりそう。

シマノ フィクセル17Lにも心動いたが、ファルトはそんなに頑丈なクーラーは要らないし、
置き場所は海の上においてあるようなものなので、堤防なんかで使うクーラーほど
保冷能力は要らない。軽量のほうが嬉しい、という結論。

で、買ってきたのは上州屋さんのクールフィッシャー250A。

さんざん考えて、一番安い奴に落ち着いた。
今回は予算1万円と想定していたのですけど、3千円。


保冷能力に心配はあるので、アルミテープを700円で買ってきて、丁寧に貼り付け。
外側に反射物をつけると、断熱効果が高まるそうです。
あと、アルミなのでレーダーリフレクターの代わりにもなるのでは、と、期待。・。
リフレクターとしては低位置ですが、面積が大きいのはメリット。



ファルトを出してみて、ちゃんと入るか確認してみる。
寸法としては問題なし。
バックル開ける時に手がひっかかることもなさそうです。
ダイワのプロバイザー21Lでも入ったかなあ、なんてね。


2015年の目標は、これに入らないような1匹を釣り上げること、かな。


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