|

安全の話
さてさて、カヌーは危険な乗り物です。下手をすれば命にかかわります。
初めて川に出かける初心者が数メートル先で事故にあって亡くなったケースもあります。
私はいたずらに川は危険だ、初心者は川に簡単にでるべきじゃないという論調を繰り返すつもりはありません。カヌーは事故責任が原則です。事故があっても死ぬのは当人です。がたがたまわりが言うものではありません。リスク覚悟の冒険がしたいならそれもいいと思います。
しかし、無知の状態で川に出てしまって事故に遭われるのは困ります。安全装置が十重二十重についている遊園地の遊びものとちがって、川は人工物です。どんなに高価なカヌーを使ったとしても操縦する人の腕がなくて、危険なところにのりだしたら、それは事故が起こるでしょう。
私がこれからカヌーを始める方にアドバイスしたい安全のポイントは、
臆病であれ
ということです。
たとえ、数万円かけて遠くの川にでかけてもそこが増水していたり、自分のレベル以上だと感じたなら交通費数万円を無駄にしても川にでないことです。また、そうしたもったいない状況を防ぐためにも
情報収集
をしましょう
はっきり言って、川の情報は少ないです。どこの川がファルトボートに適当で、どこでスタートして、ゴール地点をどこにして、という情報は非常に貴重です。既に出かけたことのある人のあとに付いて川に行くのが一番いい手だと思います。
ニフティのFODSや、インターネットのメーリングリストに参加されるのもいい方法でしょう。経験者の話が聞けます。
本当に安全だと思うなら、単独行もいいでしょう。(私は話し相手が居た方が楽しくていいですけどね)東京住まいの方なら江戸川あたりからやってみるのもいいかもしれません。水の汚い川はあまり楽しくないですけど。
自然のいたわり
カヌーに乗ると、川の世界、湖の上から見た世界がみられます。人間の生活は道路があって、それに沿って家を建てて生活しているので、川は裏側になります。また、自然破壊がもっとも顕著にみられることもあります。
私はカヌーに乗る人にはまさかキャンプ地にゴミを残していったり、カヌーから川にゴミを放り投げたりするような方はいないと思っていたのですが、一部にいらっしゃるという話を聞きました。
カヌーイストは自然に優しくあるべし、などというボーイスカウトみたいな精神論をする気はありません。が、自然に遊ばせて頂いている人間はそのなかに居るときくらいは絶対自然を汚さない、ゴミを置き去りにしない、このくらいは守ってもらいたいと思います。
カヌーの事故で川から追い出されるより、川が汚くなったからカヌーイスト禁止などと言われたら本当に悲しい事態です。残念ながらそれに近い話は日本のいくつかの川にあるそうです。
|