その1 その2 その3 その4


カケロマ側に行くと、岸の景色はすっごくきれいになります。見とれながら漕いでいました。



レース中の写真ではないですが、100円ショップで買った温度計の当日の写真。
温度は最大60度のメモリのすぐそばを指しています。
あっつい、あつい。



スリ浜のチェックポイントを過ぎると、ハーフの人が対岸に渡ります。
そこで、あっという間に人が減って、カヌーもまばらに。
自分がだいぶフルの中では後ろにいるなあ、と、思い知る次第。



勝能、押角と、連続してエイドステーションに寄って、お茶をいただく。
冷たいお茶がおいしい。ほかに、あたまから冷たい水をかけてもらって復活、少しは漕げるようになっていました。

麦茶をいただく姿。ブイがこのすぐ隣にあるので、エイドステーションの前を漕がなくてはならなくなり、
近くまで行くのならぜひ麦茶ほしくなりますよねえ。
ここではレモンもいただいて、ほんと、感謝。


気がつけば、まえもうしろもほっとんどカヌーが見えなくなってきて、
あとは、とにかく、漕ぐのみ。
腕もしびれてくるし。
後ろから来るファルトの二人艇はけっこう速いし。
いっしょうけんめい抜かれないようにがんばります。
やっぱりふたり艇はこういうときにはいいですね。結局ゴール前で抜かれていました。

呑之浦のエイドステーションは、奥まったところにあり、入り口で迷いやすいところでした。
戦時中の特攻艇のレプリカ(?)が、洞穴に収まっており、その脇にエイドステーションがつくってあって、
それはそれで観光ポイントなんで、上陸したくもあったのですが、
ちょっと近道コースから外れることもあって、パス。
ゼリーとスポーツ飲料でしのいで漕ぎます。


このあたりの海もほんとうに静か、誰もいない状態でいたのですが、
むこうにやっと俵小島が見えてきた。


俵小島。まんまるな島で、島の裏側が砂州で繋がっています。
その砂州のところにチェックポイントをつくってありました。
ここで、お茶をがぶのみ、レモンをいただき、ついでにおにぎりもいただいて再出発。
おにぎりがお米がぴんぴん立っているおにぎりでおいしかったです。



このあと、また海峡渡りなのですが、時計を見て気がついた。
のっぽさんが前回来たときのコースタイム、5時間46分をやぶれるかもしれない。
というわけで、最後の力をふりしぼって漕いだ、漕いだ。
歯を食いしばって運動する、という経験はなかなかこの年になるとしないものですが、
最後はほんっとに歯を食いしばりました。


ゴールは、湾の入り口から中に入るとゴール。堤防上でゴールフラッグが振られていました。
ゴールタイム、5時間48分。残念ながらのっぽさんのタイムを超えられず。
まあ、当初、完走目的だと言っていたのですから、こんなものです。


ちなみに、上のゴール写真の左下の部分の拡大。
この三角形の影って、さめのヒレ?
帰ってから、写真を見ていたら気がつきました。
自然が残るなあ、奄美は・・・・



岸に帰りついたら、例のパイプで作ったシーカヤックが浮かんでおりました。
けっきょくスタートできなかったようで。
残念。
しかし、この姿、絵になっています。




夜、後夜祭。賞状授与からはじまって、あとはお祭り騒ぎ。
中(あたり)孝介という地元出身の歌手も出たのですが、
一応メジャーデビューしているという彼に島歌をひかせて、おおいにもりあがっておりました。



というわけで、奄美、いい経験になりました。
ほんとうにいいところでした。カヌーするのには最適。
あと、いっぺんに38キロを漕ぐという体験も良い体験になりました。

次に行くときには、5メートルクラスのファルトボートで参加したいものですね。