南の島の ファルトボートツアー
2015.11.9-13.


Day2 11/10(火)

Sさんは荷物を取りに朝からレンタカーで大原まで行くことになった。
帰ってきてから出港しましょうということで、
私は朝の散歩


こちらが、宿泊したしらはま荘
カヌー出艇場所が目の前で、立地はすばらしい、カヌーに最適。
ただ、もう少し掃除したほうがいいと思う・・・。
蚊にいっぱい刺されました。朝夕つき5000円/1泊。

白浜の集落、ほんと小さいです。
 

天気はまあまあ。風強し。雨が降らなければまたまし。
右側写真は白浜の海上バスの待合所。
この向かいにきれいな待合室はあるんですが、こちらが雰囲気が良い。


こちらが外海方向。北方向なので、海の向こうに尖閣諸島があるはず。

高校生がハーリー船を漕ぐので、
お暇な人は応援に、という村内放送。
見に行くと、
船に乗っているのも岸で応援しているのも女子高生だった。


さて、Sさんがダンボールを持って帰ってきた。
カヤックを組み立てる。

昼飯は釣れた魚をご飯にしようという企画で、
持参食材はパックご飯のみ、あと塩、コショウ。
それで、大丈夫???と、Sさんに言ったら、
「退路を断つ!」と、言い切った(笑)
昨日ルアーを貸したけど、餌の方が釣れるから
餌釣りするんだ、と、Sさんは断言。

これで、釣れないと、昼食は白米のみである。

出港、10時15分。


風強し。
風が強いのを避けようとしたら、
浅いところにはまった。

 
干潮時にすっかり干あがるところが海のど真ん中にある。
ここで、カヌーを浮かせて歩く。

水路の部分だけ掘ってあるんですよね。
まあ、こういうのもここでしか出来ない経験かなあ、などと。


さて、さらに川をのぼります。
 

水深が浅いので釣りをする気はあまりなれない。
とりあえず、漕ぐ漕ぐ。

 
マングローブの森の中を漕ぎ進む。
根の形が面白いです。



カヤックとしては楽しい風景。
でも突風が強く吹くときがあるのが閉口。

また、浅いところにはまった。
 
ちゃんと後から来るSさんは深いところをたどっていくのがすばらしい。
経験値が違うんだよねえ。


マングローブの中で若い樹がいくつか生えていた。

ちょっと休憩。ルアーを投げてみる。
反応なし。魚、こないかなあ。


ツアーのカヤックが2艇、追い抜いていった。
インストラクターの艇と、お客さんの二人乗りシーカヤック。
お客さんは若い女性2名。西表島は女子の来訪者が多いのか?

鳥は、たまに見かける。

けっこう逃げない。

釣れなくてもともとと、シカトロやってみる。
わきの下にロッドを押し込んで漕いでいたら、
そのロッドが反応した。

突然ですが、来ました!

 

これって、GTじゃない???
ちいさいのはGTとは言わないと思うが、
ロウニンアジ、大きくなればGTになる奴である。

GT,さっそく釣ってしまった!
これでお昼ご飯食べられます。嬉しい(笑)


さらにシカトロやっていたらまた来た。


チヌ。しかし、袋に入れるところでフィッシュグリップから逃げ出した。

ここで、Sさんが釣りたいと言い出す。
今日は餌つりしかしないと言って、
貸し出したルアーケースを置いてきているハズ、なんですが・・

まあ、釣らせるのも大事と、今釣れたばかりの
虎の子のルアー、ランダムトゥイッチャーを貸してみた。

しかし、その後はドラマは起こらず。
船着場に到着。


カヤックを止めるのはこの奥だった。
先客が4艇ほど。

本日の釣果、GT(ロウニンアジ)26センチ。
さすが南の島カヤック。


さっそく3枚におろして、塩コショウして小麦粉振って、フライパンで焼く。

 

パックご飯に載せて、GT丼!
退路を断てばなんとかなるもんです。
うまかった!!!
これだけでも、十分幸せですね。


さて、ここからは徒歩で、川上にあるという滝を目指します。

道は獣道のような道。
 

岩をよじ登ったり、川を渡ったり。木をくぐったり。
ほとんどジャングル探検隊。
1か所迷いそうになった。
30分以上歩いて、ともあれ、無事に聞こえてきました滝の音。
 

着きました。
西表島最大の滝。

 

でかいです。近くに行くと風圧を感じます。

 

でっかい岩がごろごろしています。



岩には穴が。小さな穴に砂が入ると回って大きくなるんだと。


 

最後に記念撮影。

また、さっきの小さな道をたどります。


ほんとに片側ガケ、っていうところがあるんだよねえ。
あぶないあぶない。




さて、帰りはさっきのところで釣り上げようと
やる気満々。
シカトロで漕いでいきます。

と、かかった。
取り込んでいる最中にSさんが釣れたと声がする。
こっちも忙しい。

写真がひっくりかえってますが、チヌだ。
さっき逃がした奴がもどってきたかな。
と、取り込みも早々に、目下バトル中のSさんのところに駆けつける。

「でかい、でかい」
Sさんがかけたのはほんとにでかそうだ。
水面でしぶきがあがる。

自慢の980円のロッド&リールセットで引き上げたのは
重量感ある、46センチの赤い魚。
ちょっと、でかいんじゃないのお?


見よ、このうれしそうな顔・・・しかし、でかいなあ。
この川、すごい。釣り初心者が980円ロッドでオオモノが釣れてしまうんだから。
ちなみにこのフィッシュグリップも私が貸しました(笑)

これは、いい気にさせたままにすると、教育に悪いっつ、と、さらにシカトロで漕ぐ。

来ました。
Sさんが釣ったのと同じ種類。しかし、サイズは小さいか。
 
これでも、けっこういいサイズなんですが。

やっぱり魚がかかるところは決まっているようで、
そこを通り過ぎるとかからなくなった。
さらに、向かい風も加わって、必死で漕ぐ。


と、岸のそばにきたときに、水しぶきが派手にあがった。
でかい、魚???
見ると、1.5mはあるんじゃないかという白っぽい魚が
岸沿いを矢のように突っ走っていった。

ここのあたりです。もちろんカメラなんて構える暇はなかった。
あれは、絶対、GTだと思う。
こんな浅いところにオオモノが潜んでいるんだ。
西表島、すごい。

 
さっき浅かったところはもう水がはって通れるようになっていた。
帰路、それでも風あり。運動になるなあ。

帰着、16時45分。


本日の釣果、チヌ23センチ、赤い魚32センチ。
Sさんは46センチ。でかっつ・・

その場で3枚におろして、とりあえず袋に入れて、
しらはま荘のお客さん用冷蔵庫に入れておく。

撤収がほぼ終わったころ、Sさんが「あの赤い魚毒があるかも」と、言い出した。
なんでも、雑貨屋のおばさんに言われたとか。
しらはま荘のおやじさんに写真を見てもらったら、
「これは、がーすびー、おいしいよ」と、言われた。

改めて、雑貨屋にカオを出して聞いてみたら、大笑いされた。
店に貼ってあったポスターで説明してもらう。
 
左の写真であかなー(ハラフエダイ)は、骨に毒がある。
指を刺しているがーすびー(ゴマフエダイ)は、大丈夫。
あかなーは沖で釣れる魚なので、川に行っても釣れるわけがないそうだ。
右の写真で指差しているイッテンフエダイも毒ありだそうです。

でも、あかなーについては、宿のおじいさん曰く、
「大丈夫だあ」だそうな・・・



てな感じで、本日もふけていく。

980円ロッド&リールセット+ランダムトゥイッチャーで
46センチのオオモノががシカトロであがる。
西表島、すごいところです。


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