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その休憩場からしばらく川に沿って走ると、キャンプ場のような駐車場に到着。小松の駐車場と通称で呼んでいることろである。


小松の駐車場はカヌーイストで混んでいた(写真右)。
ここに立っていた看板(写真右)。ここは吉野・熊野川国立公園だそうで。


駐車場はポリ艇を積んだ車でいっぱいである。ファルトの人は見あたらない。
ポリ艇では、ここをゴール地点にして北山の上流を漕ぐのだそうだ。
駐車場のわきにはキャンプ場もあり、トイレ、シャワー室も完備。こじんまりした、綺麗ないいキャンプ場である。もちろん川遊びが目的の人がテントを張っているらしく、ライフジャケットを干したテントが並んでいる。
ここから、一応川べりまで車が降りられるということで、CR−Vに荷物を積みかえて、川に降ろす。
その道がすんごい道であった。両側から木が張り出していて、砂利はでこぼこ。前回、ぷうさんの車はここを降りてだいぶ傷をつけたそうだ。


写真で左方向に降りていく道がその下に降りていく道。本当に狭い。


「帰ってからその傷を見て、いったい誰がつけたんだろうねえって、とぼけていた」
夫婦の共有する車は難しい。。

河原に降りて驚いた。水がないのである。前回にきたときより6,70センチは低いとのことで、気分のいい瀬がライニングしないと絶対通れないようなちょろちょろした流れになっている。
「これじゃツーリングどころじゃないなあ」
「筏くだりの時間に合わせてダムから放流するんんじゃない。」
まあ、ツーリング中止するわけにいかないので艇は組もうと言うことになった。


艇の組立をはじめる


ファルトボートを組み上げて、さっきの店で買った弁当の食事をしていると川の方から瀬音がしてきて、見に行くとツーリングに最適な水量まで水量が上昇していた。ありがたや。。。
ここのダムは筏くだりのある休日のお昼ごろから放流するそうな。

弁当の後、車所有者は車をさきほどのAコープのところまで置きに行く。これが遠かった。けっきょく回送にかかった時間は2時間。これが今回の反省点である。もともと道がむちゃくちゃ狭いのと、Nopさんの車が途中でパンクしてタイヤを替えていた理由もあるんですが。



さて、その待ち時間、時間がもったいないので、キャンペットをうかべる。上流側に橋が見える。岩がごつごつ立っていて、伊豆の海岸線を見ているようである。でも、まぎれもなく川なのだ。すごいところである。



川を見ていると上流からいろんな人が流れてきた。
まずは、さっきの駐車場にもたくさんいたポリ艇の団体。ここから上流はホワイトウォーターの名所である。
次に来たのがラフトボート。ツアーをやっているようだ。


名物、筏くだり。これは初めて見た。数メートル四方の筏を連結して、先頭に船頭、末尾に荷物が入っているらしい袋を乗せ、中の筏に人間が、揃いのオレンジのライフジャケットで筏に立ち上がった手摺りを持って立って乗っている。言葉で説明するより写真を見た方が早い。すごいスタイルである。



でも、見ていると、筏がでかいので瀬はふみこえている。
「あれじゃ瀬もスリルないねえ」
「でも立って乗っているから恐いかもね」
聞いた話、上流のホワイトウオーターの名所も筏で踏み越えてくるそうで、けっこうスリリングで楽しいそうな。
筏くだりはここが終点である。


筏も一段落し、待っているとほんの少しずつ、水量が減り始めた。
回送組は間に合うかなあ。
待ち時間は結構長い。見るとミヤモトさんは寝ていた。

 
で、車の一団がもどってきて、出発したのは出発は4時であった。
那珂川ツアーだったら下手すると到着している時間である。
「先月来たときより出発時間が早いね」
おいおい。。。。

そんなこんなで、やっと我々は川に出たのであった。


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