2012年3月10-11日
雑誌取材のツアーに乗っかって、那珂川で進水式しました。

こんなおっきなタイトルバックをわざわざ作るような話ではないんですが(笑)

クリアウォーターカヤックの少人数ツアーで、某カヌー雑誌の取材が入るというので、
便乗して参加して進水式してきました。
少人数でのファルトボートでのツアーを撮影、ということなんですが、
結局参加艇は10艇以上でした。いつもにぎやかで楽しいです。
今回お世話になった皆さん、ありがとうございました!
那珂川、楽しいですよね。

3月10日(土)
本当はこの日に朝集合して、ツアーのはずだったんですが、
予報は雨、しかも寒くなる、ということで、9時集合が13時集合に化けた。

ちなみに、カヌーに行く前の日は、会社帰りに100円ショップに寄ります。
定価150円のペットボトルを100円で買って自分用。
飴とスナック菓子は行動中にみんなに配ると100円以上の価値がでます。
今回はなにより使い捨てカイロ。
高価なウェアを揃えるより、ひとつあたり20円のカイロがなんとあったかいことか。

で、くるまに荷物満載で、家から片道3時間半。雨の中ドライブ・・
おかしいなあ、S社長はともかく、私は晴れ男のはずなんだがなあ。

道の駅かつらに寄り道してみる。
今日はキャンピングカーのイベントらしく、続々とキャンピングカーが到着してました。
この天気関係ないものね。キャンピングカーなら・・

県境のクラブハウスに集合。参加メンバも雑誌編集カメラマンもみんな揃っているのに、
ファルトを満載した主催者が1時間も遅刻・・
まあ、どうせ、雨で撮影できないしね。
この頃には雨はあがりつつありましたが、さすがに漕げないので、
今日は陸上で雑誌記事の撮影をするとのこと。


大瀬のやなへ。ここは絵になります。今はやなも完全に壊してしまっていて、跡形もありません。
去年カヌーをひっかけた岩を探してみましたが、
流されてなくなってしまったか、重機が入ったときに片付けたか、で、
見当たりませんでした。

大瀬の河原到着。今日は撮影用なんですが、まずは組んでみる。
いやあ、フジタカヌー、組み立てしやすいですよね。
この日が自分で組み立てたのは初めてだったのですが、
悩むところはまったくなく、あっさり組みあがりました
よく構造が工夫されています。


雑誌の発売時期が初夏だそうなので、そんなイメージでファルトボートが並ぶ。
他のファルトボートと並べてみても、十分目立つと自己満足・・


寒いので暖を取るために焚き火。この日は寒かった!
流木より流竹のほうが多かったかも。
あ、焚き火のあとはきれいにしてきましたよ。


料理のシーンを撮るのに、バターがない!という話になって、
私が隣町まで往復30分で買いに行って。
無事お料理完成。
焚き火とお料理。これだけで絵になる風景。

で、撮影終了後、撤収してクラブハウス(ごふくや)で飲み会となったわけです。
初対面の人が多いのに盛り上がるのはなぜでしょうねえ・・

明日は雨はあがる、という前提で明日こそツーリングシーンの撮影ということとなり、
6時起床、7時朝食、8時出発という、
このメンバではありえないくらい
早い時間が設定されたのでした。さあ、寝るか・・


3月11日(日)


ゆうべは、酒の席の脇でMさん達が湯たんぽにお湯をいれておいてくれました。
湯たんぽって、生まれて初めて使ったのですが、朝まで暖かいんですね。
ありがたや。民宿だから、冬は寒い。

朝食はごはんと味噌汁と焼き魚、なっとう、もろもろ・・
おいしゅうございました。

さて、今日のツアーは、ボーテージとかの撮影がしたい、という理由で、
いつもの舟戸やなの上の宮原キャンプ場から出航。
ゴールは大瀬やなの予定。
舟戸やなから上のエリアは
私もほっとんど行くことがありません。
堰がひとつ、波がたつ瀬がひとつあるそうで。


まだ組んでいなかったファルトはスタート地点で組み立て。
なんか、人が組み立てる姿を見るって、ひさしぶり。


みんなでカヌーを川岸まで運んで準備万端。
テーマがファルトボートの旅なので、これでもか、というくらいファルトボートが並ぶ。

ここで新艇の進水式〜
といっても、舳先にビールかけるくらいなんですが。
このままみんなに見送られて出航するはず、なんですが、
ここは流れが速く、乗り出すとすぐにどっか行ってしまいそう。
ともあれ、これでこの艇は二つ折りになることはないであろう。

で、出航です。


この区間、それなりに大岩があります。
岩の下のエディにファルトで入っていくカヌーが2隻・・
今回の雑誌のメインモデルとして来た国体選手の女性が
川くだり初めてといいながら上手いこと。


宮原キャンプ場からすぐの「境橋」はなかなか年季が入った絵になる橋です。
実は国内にいくつもない構造の貴重な橋らしい。

今回参加は10隻以上。雑誌スタッフは3名。
いや、なかなか壮観。

次の烏山大橋
この手前に堰があるはず、だったのですが、ない。
台風で流れたらしい。

それでも上陸してボーテージシーンを撮影。


このころには天気がよくなりつつありました。
那珂川、水がきれいです。寒い時期だものねえ。


さて、待ち時間のあと、再度出発。
行くと、かなり台風の跡がみえました。
岸のテトラがずれて、こわれてた。水の力はすごい。


木の上に、おおきな蜂の巣がありました。
そんなこんなで舟戸のやな到着。ここでまた撮影して、
いつもの出発地点はそのまま通り抜ける。


この時期、川に糸が張り渡していて、カヌーでいくとひっかかりそうです。
なんでも、小魚をたべてしまう、鳥の鵜よけなんだそうだ。


那珂川、平野から山の中に入っていくこのポイントは、絵になります。
川にカヌーが浮かんでいるとまた絵になるんだよねえ。


水量は多い。底をほとんど擦らない。
で、途中でちょくちょく上陸。

なにがびっくりしたって、カメラマンは防水の箱に一眼レフを持っているんですね。
プロだから当然か。
今日は水掛け合戦はできません。寒いからありえないけど。
もしもカメラマンに水がかかったらたぶんむちゃむちゃ怒られますな(笑)

天気は晴れ間が見えたり小雨がぱらついたり。
まあ、そこそこいい天候ということにしておこう。
こんな時期の那珂川は確かに漕いだことがない。

がけ崩れの跡。
上のほうから木がみんな崩れて川に落ちていた・・


竹やぶは台風の水につかったらしく、傾いて生えてました。


さてさて、12時に到着するとか言っていましたが、2時半に到着。
昨日の撮影地、大瀬の岸辺。
でも、ここで上陸してもトイレがないので、希望者はその先で上陸。


大瀬やな、菜の花トイレまえで上陸。
傾斜が急ですが、ここでも上陸はできる。
今回のゴールは、ちょうど二つ折り事件の対岸でした・・


で、一日終わった姿。
今日は珍しいアルミコーミングのファルホークのボイジャーが2隻出てました。
今のボイジャーは樹脂のコーミングなんで、もう欲しくても買えないカヌー。

車の回送待ちのときに、大瀬やなで休憩。
今日はお客さんもすくなく、部屋の中で休憩ができました。
ちなみに私は着替えを上下持っていたので、乾いた服に着替え。

天ぷらそば、500円。
いや、なによりも暖かいものがおいしい。
湯気がいいですよねえ。

と、いうわけで、寒い中ですが、無事進水式をしてきました。
ご一緒いただいた方々、どうもありがとうございました。
那珂川、ほんとにいい川です。

フジタカヌー、アルピナ2、460。いい艇です。
組み立ては楽だし、漕ぎやすい。
そこそこ速い。それほど重くない。
じっくり乗り続けようと思います。