某ショップ店長は仁淀川こそ、いちばんカヌーに良い川だと言った。
はい、その言葉、正解です・・・
8月12日仁淀川6時。
この川、水がきれいです。日本で一番良い川といったのもうなずける。
本日は、「行けるところまでカヌーで行って、タクシーを呼ぶ」
という、かなりアバウトな計画。
最終目的地になる仁淀川橋はJRも走っている伊野町に近いので、
四万十川みたいに周辺にタクシー1台という事態にはなるまいと。
でも、そういう風に考えると仁淀川橋まで行きたくなるんですよねえ。
ぜんぶ片づけて、8時半出航。昨日より30分早い。
ここはカヌーを出すための水路とスロープがしっかり整備されています。
カヌーが出しやすいのが良い。
しかも、この水路の水のきれいさ。
昨日の四万十川を上回ります。浅いですけど、水底に自分の影がばっちり見えます。
出発してすぐとのところに、「全国リバーツーリング55マップ」に載っていない瀬が。
いきなりの洗礼。川の流れはけっこう変わってます。
水底は色の違った石がたくさん。
ステンドグラスと言った人がいましたが、まさにその通り。
色のバリエーションがある川底が見ていて、
しかもカヌーが流れているからどんどんステンドグラスの図柄が変わっていく。
こんな景色ははじめてみました。
橋の下のざら瀬を越える。
けっこうざら瀬が多くてインフレータブルはいいけど
ファルトだと嫌だなという場所がちょくちょくありました。
水、きれい。これだけでお腹いっぱい。
この日は2リットルのペットボトルをカヌーに積んで飲んでました。
熱中症には気をつけましょう。
鳥もいました。白いコサギ、チュウサギ、小さめのゴイサギ、灰色のアオサギ。
もちろんカワセミ、ヤマセミも。
上下さかさまになってます。
青い空、透き通る鏡の水面。
9:37横畠橋。キャンプしている人がちらほら。
赤いラフトを出航させる一団がいました。
ここはいい遊び場になってます。
「天然床止め」小手調べの落ち込みですね。
偵察ができるので、しっかり見ましょう。上陸したらアブがつきまとってきたのに閉口・・
放水口が見えてきました。
けっこう強い流れの水が出ています。
シートで屋根を作って釣りをしている人(?)けっこういました。
放水口下には瀬があります。けっこうパワフルで楽しい。
10:23通過。
鎌井田の沈下橋「浅尾橋」10:35
上下反転の図。
高知の日差しがつよいのでくっきり写るのですね。
水も風景もきれい。
片岡の沈下橋。
ここで休憩。11:16-28
空が青い〜
漕ぐところが多い〜
日焼け止めを塗っても効いている感じがしません。
川の水を自分とカヌーにかけて冷やしながら流れる。
川の水が、匂わない。
昨日の四万十川でも水は乾くとちょっと匂ったのですが、この水は匂わない。
コースで最大といわれる出来地の瀬。
最大という割にそれほどあぶないところではないのが感想。
これよりもっと上流の瀬の方があぶないのはあったような・・・。
さて、その出来地の瀬の左岸にカヌーをあげて、この上にあるという「ひろき食堂」を目指す。
けっこう道のりがあって、延々歩いた・・
食堂があった、と、入ってみたら、アイス屋になっていた・・
なんでも、数年前に食堂から
高知の素材のアイスやさんになったとのこと。
アイスでお腹はふくれませんが、土佐ジローの卵を使ったというソフトクリームをいただく。
なんか、遠くから食べに来る人がいるような名店みたいです。
暑いときはアイスがおいしい。
この客席からさっきの瀬がよく見えます。
さて、この下流に「水辺の駅」があるというので、こっちなら食事ができるだろうと再出発。
左の写真はトリミングなしです。
カヌーからここまでちゃんと映せるのはめずらしい。
川底は相変わらずステンドグラス状態・・
水辺の駅 あいの里仁淀川 到着。13:45
どんなところかと思ったけど、普通の道の駅だった。
ちょっとしたレストランがあったので、いただく。
鳥南蛮定食。いや、普通にあったかいものがツーリング中にたべられるのも新鮮・・
14:25発。
ことによるとこの水辺の駅でゴールにしようかとも考えていたのですが、
これは仁淀川橋まで行くことを考える・・
岩の上にいたトビは、川を流れながら近づいていったら飛び立ちました。
けっこう近くまで行っても逃げません。
ちょっとした瀬を交えながら、けっこう漕ぐ。このあたりは漕ぐ。
四万十川より川が細いので瀬もある印象ですが。
これはアオサギかなあ。
もちろん、カワセミとかヤマセミとかいましたが撮影は困難・・。
名越屋の沈下橋15:05
集落があるので、商店があるらしい。ここはそのまま通過。
左岸に見えるのぼりは、道の駅土佐和紙工芸村。のはず。
ここでカヌースクールとかもやっているらしい。
川沿いに病院の大きな建物が見えてました。
年取ってカラダがうごかなくなったらこういう景色の良いところに入りたいもんだ。
なんてタワ言を考えていたけど、この病院は閉鎖されていたみたい・・
川地図で、「半分橋」という橋脚の近い橋があるという情報で、
探しながら下ってましたが、既になくなっていたようで、その場所はスルー。
加田キャンプ場16:17
河川の情報表示板がおおきなテレビであった。
なんか、すっごく田舎の風景の中に都会の技術が置いてある、みたいで不思議。
天気予報とか表示していたみたい。
ゴール近くになっても水がきれいで川底がみえるんです。
ほんと、ゴールしてしまうのがもったいない。きれいな川。
ホントにこのときゴールしたくなくなっていた。終わってしまうのがもったいない。
良い川です。仁淀川。
でもゴールの仁淀川橋は見えてきてしまうもので、16:50ごろゴール。
最初は右岸にあげようと思ったのですが、左岸の方が道までの距離が短いという理由で左岸に上陸。
いい川でした〜
余韻を楽しみながら撤収・・ってまだ暑い。
撤収していたら、お孫さんを川に遊ばせに来ていたおばさんが話しかけてきた。
話を聞きましたが、やっぱりバスはないらしい。わざわざ知り合いに話を聞いてくれた。
で、タクシーも呼んで頂きました。親戚がタクシードライバーやっているそうで・・・。
感謝感激です。だいぶ手間が減りました。
自分のことをお節介焼きと言っていましたが、
こういうときは、お節介なおばさん、大好きです。
タクシーでスタートまで回送して5000円あまり。
四万十川より安かったのは、道がこっちのほうがよかったからに他なりません。
九州四国ツアー ・
DAY1 ・
DAY2 ・
DAY3 ・
DAY4 ・
DAY5 ・
DAY6